○山江村の宝「やまえ栗」条例
平成31年3月15日
条例第1号
(目的)
第1条 この条例は、先人が築き上げた「やまえ栗」ブランドを村民の誇りとし、「やまえ栗」を守り、本村の特産品として振興することにより村の発展に資することを目的とする。
(基本理念)
第2条 「やまえ栗」の歴史、文化、産業等を守り、山江村を日本一の栗の産地として確立し、未来へつなぐための基本理念は、次に定めるとおりとする。
(1) 「やまえ栗」の歴史及び伝統を尊重するために、新たな価値及び需要を創造し、常にその魅力を高めなければならない。
(2) 生産者は、地域社会の活性化に貢献する持続的な産業の模範となり、担い手を育成するよう努めなければならない。
(3) 「やまえ栗」産地の環境を安心、安全かつ良質な栗を将来にわたり安定的に供給することができるよう保全しなければならない。
(4) 「やまえ栗」に関する情報を広く発信するとともに、日本一の栗の生産地としてふさわしい地域づくりを行うことによって、「やまえ栗」を中心とした交流を促進しなければならない。
(村の役割)
第3条 村は、「やまえ栗」が本村の特産品であり貴重な地域資源であることを認識し、増産や品質向上はもとより、「やまえ栗」を活用した地域振興の取組みを支援するとともに、村民意識の高揚と、生産から流通まで一貫した支援体制を構築し、積極的な情報発信に努め、「やまえ栗」を中心とした魅力ある地域づくりを進める。
2 村は、前条に規定する基本理念(以下「基本理念」という。)に基づき、「やまえ栗」に関する歴史、文化、産業等を守り、山江村を日本一の栗の生産地として確立し、未来へつないでいくための施策を実施する。
3 村は、日本一の栗の生産地確立のための施策の実施にあたっては、村民、生産者及びその他の事業者等の現状を把握するとともに、国及び県の施策との密接な連携を図る。
(村民の役割)
第4条 村民は、日本一の栗の生産地の住民として、「やまえ栗」の歴史、品質、味覚が村を誇る特産品として認識するとともに、ブランド化を図るため村内外に積極的に情報発信するよう努める。
2 村民は、おもてなしによる食材については、「やまえ栗」を使用するよう努める。
(生産者の役割)
第5条 生産者は、基本理念の実現に向け、誇りと意欲をもって、優れた「やまえ栗」の生産、品質向上及び販路拡大に積極的に努める。
2 生産者は、生産の喜びを未来へ伝え、後継者を育成し、農業振興と村の活性化を図るよう努める。
(やまえ栗の日)
第6条 「やまえ栗」に親しみ、「やまえ栗」の歴史、文化、産業等について理解を深め、その魅力を国内外へ発信するため、「やまえ栗の日」を設ける。
2 「やまえ栗の日」は、9月27日とする。
3 村は、「やまえ栗の日」の普及啓発に努めるとともに、その日は家庭、地域及び学校等において、「やまえ栗」を食材や教材として積極的に使用するよう推進するものとする。
(委任)
第7条 この条例に定めるもののほか、施行に関し必要な事項は、別に村長が定める。
附則
この条例は、平成31年4月1日から施行する。