令和6(2024)年3月31日現在の認知症サポーターの養成状況が、4月30日に所管団体である全国キャラバン・メイト連絡協議会にて公表され、熊本県は養成数累計43万人を突破し、人口比15年連続日本一を達成。県内の認知症サポーター人口比率では、山江村が2年連続の1位となりました。
認知症サポーターは、高齢化の進展とともに認知症が増える中、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族に対して適切な対応につなげてほしいと、認知症高齢者等に優しい地域づくりとして行われている全国的な取り組みです。
熊本県の認知症サポーターの養成状況は、令和元年度末が累計で36万7716人から徐々に増加し、同5年度末には43万5903人までに増え、人口比で15年連続の日本一を達成しました。
また、養成率は1位が熊本県で25・082%、2位は福井県21・377%、3位は鳥取県の20・862%となっており、全国平均は11・506%でした。熊本県は今後も、子どもや学生に重点を置いたサポーターの養成と併せて、サポーターとなった方々の各地域における活動の促進にも積極的に取り組んでいくとしています。
また、県内の認知症サポーター人口比率で5割を超える53・724%で1位となった山江村では、地域包括支援センターが主体となり、地域サロンをはじめ小学校や中学校などさまざまな場所で養成講座を行っています。 同村の担当責任者は「認知症を正しく理解してもらい、やさしい心で認知症になっても暮らしやすい村づくりを目指しています」と話しました。