3月25日(火曜日)、村の文化財を知り、国内外に向けて発信するきっかけとなるようにと、村内の子どもと郡市のALTの先生を対象に「日本遺産人吉球磨」の構成に組まれている山田城跡と山田大王神社、庚申塔巡りを行いました。村内小学生5名、保護者1名、ALT 7名が参加し、熊本県文化財保護指導員大平哲也さんと、山江村文化財保護委員 中山久男さんの解説案内により、山田城跡に登りました。
南北朝時代、合戦があったと記録される山田城跡は山の地形を利用して作られた石垣のない山城です。丸岡へ続く道路から勾配を約10分登ると平らな地があり、そこから役場周辺の景色が一望できます。少し歩くと城の防御のための土塁や堀切が出現します。
参加者は4つの郭(くるわ)がある細長い地形を登ったり下ったり岩場を通り抜けたりと、竹の杖や整備されたロープを使いながら約1時間かけて城跡を歩きました。「こんなところにお城があったとは」「きつかったけど面白かった」と参加者。
石垣のあるお城とは違う山城「山田城」の魅力を感じ、先人が残してくれた文化財が村内に数多くあることを知る機会となりました。