山江村と伸和コントロールズ株式会社との「しんわの森やまえ」整備基本協定締結式を8月5日に山江村役場で執り行いました。

伸和コントロールズ株式会社は、平成19年に山江村に工場を建設して以来、地域との強い結びつきを築いてきました。復興支援や住民参加のイベントを通じた地域貢献を続け、森林の整備と活用の重要性を地域と共に推進しています。

山江村は令和2年の豪雨災害による被害を受け、自然との向き合い方を見直す必要性を感じ、自然と共存しつつ、災害に強い地域づくりを目指す「鎮山親水」という考えに基づいた復興を進めています。

そこで今回、「しんわの森やまえ」整備基本協定を締結し、村有林約6haを対象に5年間で植林地帯、千年の森づくり、教育に役立てる森林公園の3つの柱からなる森林整備を進めていきます。新植地は、12月に村内外の小学生や地元高校生らと共に植樹活動を予定しており、間伐地には大径木モデル林を整備し、地域住民が森づくりや林業へ興味を抱ける環境教育の場として、学びの空間を提供することを目指し、今後は現地調査等を進め、持続的かつ安全な地域社会の形成を進めていきます。

伸和コントロールズ株式会社 山本社長より「単なる森林整備に留まらず、人と自然と産業が調和する新しい価値の創造に取り組みつつ、自然災害に強い森の育成、そして持続可能な林業を通じて地域社会を豊かにしていく活動をお手伝いしていきたい。この協定が持続可能な地域づくりの礎となり、『しんわの森やまえ』が未来の世代に誇れる象徴となることを心より願っております。」との力強いお言葉をいただきました。