太平洋戦争終結から80年の節目を迎え、山江村歴史民俗資料館では「戦後80年やまえの戦争の記憶」と題して7月25日から9月14日まで企画展を開催し、261名の方が来館されました。
本村の戦争資料と長崎で被爆し、一時山江村で過ごした深水經孝さんが、原爆投下直後の長崎市の惨状をしたためた絵巻物『崎き陽ようのあらし』のレプリカを長崎原爆資料館からお借りして展示しました。
長崎原爆投下の8月9日には関連イベント「80年目の8月9日inやまえ」を開催。田村四郎さん、吉田九十巳さん、深水經忠さんの3名から山江村で体験した戦争の記憶を話していただきました。11時02分に35名の参加者全員で黙祷後、山江中学校の3年生谷川那月さん、土屋楓さん、宮原湖暖さん、2年生告本桜さん、中村介人さんの5名による「平和への希求」の意見発表があり「戦争は絶対してはいけない」「平和が続くよう語り継いでいきたい」「戦争の話を聞く機会があって良かった」などの声が聞かれました。
この企画展を通し、戦争の恐ろしさを忘れず平和な社会を築くにはどうしたらよいか考えることができました。