国指定重要文化財(平成2年9月11日付)
日本遺産人吉球磨構成文化財
永吉庄山田村地頭であった平河次郎藤高の霊を祀る神社である。
山田城主永留氏によって正安年中(1299~1302)に創建されたと伝えられている。
天文15年(1546)に人吉城主相良晴広と球磨奉行東長兄によって社殿の修復がなされ、天正8年(1580)に再興が行われた。その後も宝暦11年(1671)に拝殿及び神供所、安永10年(1781)に本殿覆屋、延享2年(1745)に鳥居が建立される。
特に本殿は南九州地方で中世に遡る数少ない建築で保存状態が良く、社壇の景観も整っていることから価値が高いとされ、環境保全地区となっている。
また相良氏関連文化財として、日本遺産人吉球磨の構成文化財に認定されている。
祭日は11月4日