山江村山田一丸にある寺。
毎年5月2日に甘茶くみが行われています。
甘茶くみとは旧暦の4月8日に寺院で行われる法会で、釈迦の誕生日に行う灌仏会の俗称です。別名では仏生会、俗仏会とも呼ばれているようです。
花で飾った御堂(花御堂)をつくり、釈迦の誕生を祝う誕生仏を、浴仏盆と呼ぶ水盤に安置して、竹のひしゃくで甘茶をそそぎ供養するものです。
甘茶をそそぐ習慣は、生まれたばかりの釈迦の体に、九つの竜が天から清浄の水を注いで、産湯を使わせたという伝説に基づいています。
一丸地区では、毎年欠かさず浄専院跡阿弥陀堂で年中行事「花祭り」を継承しています。