村有形文化財
西福寺は万江村地頭万江氏によって建立されました。もと禅宗寺院でありましたが、のちに古義真言宗に転じました。
阿弥陀堂は、正面三間、側面三間、入母屋造りで、もとは寄棟造りで茅葺屋根であった。
堂内には、永正2年(1505年)、永正15年(1518年)銘の銅製十一面観音菩薩坐像懸仏が2面、応永6年(1399年)の鉄製鰐口がある。
境内には、室町から江戸時代までの無縫塔・五輪塔・板碑などもみられる。
昭和59年4月1日付けで、西福寺境内と五輪塔郡の景観が整っており、その歴史的価値が高いとして、文化財等環境保全地区に指定されている。