第1回山江村石蔵活用拠点整備基本構想検討委員会が12月5日（火曜日）、農村環境改善センター2階大会議室で開かれました。

本村は、石が使われている村指定の文化財が多数存在しています。また村内には古くから「石切り場」があり、昭和50年位までは資源として石材を産出したことから石と石工に関する文化と歴史がありました。

このような中、従来本村に建てられていたという石蔵の寄贈を令和3年3月に受け、文化と歴史を後世に残し伝えることが大切であるという考えのもと、文化財としての効果的な利活用について検討を始めました。

検討を進める中で、産業遺産、歴史遺産として価値がある石蔵文化財としての再建・利活用に加え、本村が抱える地域課題の解決を実現するため、産業活性化や関係人口の創出など地域振興を図る拠点の整備に向けて、石蔵活用拠点整備事業に着手することになりました。

石蔵活用拠点整備検討委員会では、本村が所有する石蔵の再建・利活用について、地域課題解決の実現に向けたふさわしい基本理念や整備方針を示し、地域振興の拠点となる基本構想について整理することを目的としています。

初回の検討委員会には、委員として村内の地域住民代表や各種団体代表と村職員、オブザーバーの県関係者とコンサルが出席。内山村長が委員代表に委嘱状を交付した後、事務局から石蔵活用拠点整備事業の背景や検討委員会の設置趣旨について説明があり、議題の石蔵活用拠点整備事業の目的と検討委員会の業務内容、目指すべき姿・方針、今後のスケジュールについて話し合われ、いろんな意見が出されました。

今後は、来年1月と2月に石蔵活用拠点に整備する機能や整備スキームについて協議し、3月に基本構想を策定する予定にしています。